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国内電波認証済みのZigBee無線モジュールとZigBeeゲートウェイを開発
『Wireless JAPAN 2007』で公開

[2007/07/04]

 ワールドワイドで電子機器の受託製造サービス(EMS:Electronics Manufacturing Service)事業や設計・開発,製造までを含めて受託するODM(Original Design Manufacturer)事業を展開するインテグレーテッド・マイクロエレクトロニクス(IMI)の日本法人であるIMIジャパン(本社:東京都千代田区)は,ODM事業の第一弾として国内電波認証済みのZigBee無線モジュール「IMI-Z-M-001」とZigBeeからイーサーネットなどへの接続を可能にするZigBeeゲートウェイ「IMI-Z-GW-001」を開発。7月18日から20日まで開催される『Wireless JAPAN 2007』で公開することを発表した。
 『Wireless JAPAN 2007』では,ZigBee技術を使った音声通信やデータ通信のデモを予定しており,ZigBeeに対するニーズの喚起を図ることで三菱商事とともに国内のZigBee市場の形成を目指していくとしている。

さまざまな分野でセンサーネットワークの活用進む期待
 IMIジャパンが『Wireless JAPAN 2007』で初公開するZigBee無線モジュール「IMI-Z-M-001」とZigBeeゲートウェイ「IMI-Z-GW-001」は,既存の機器をZigBeeによる無線ネットワークで結び,リモートコントロールやモニタリングなどを行えるようにするのもの。ZigBeeは,通信速度は最大250kbpsとWiFiやBluetoothに比べ遅いものの,見通し1kmの通信が可能で,電池駆動により長時間動作させられるうえに,スター型やツリー型,メッシュ型などさまざまなネットワークが構築できるという特性を持っているため,さまざまな分野で活用することが期待されている。

IMIジャパンのZigBee ゲートウェイと無線モジュール
IMIジャパンのZigBee ゲートウェイと無線モジュール

 たとえば,温度や湿度を厳密に管理する必要のある工場などの施設では,温度計や湿度計,エアコンにZigBee無線モジュールを接続することで,温度や湿度の状態からきめ細かくエアコンをコントロールすることができる。また,環境分野では,山の中に配置したセンサーにZigBee無線モジュールを接続,ZigBeeゲートウェイを使ってパソコンに地すべりや降水量などのデータを集めたり,また諸装置の遠隔操作もできる。
 また,現在,PHSや携帯電話のパケット通信を使って自動販売機などの売上や在庫の管理,ガス電気水道の検針などが行われているが,ZigBeeの無線ネットワークでデータを一箇所に集約し,そこからPHSや携帯電話でデータを送るシステムを構築すれば通信料と維持費の削減を図ることもできる。
 さらに,医療分野などでも,医師や看護士,患者の位置の把握や血圧や脈拍などの医療データの収集などにも使える。

 このようなさまざまな分野でのZigBeeの実用化に向けたプロトシステムの構築を容易にするのがIMIジャパンのZigBee無線モジュールとゲートウェイなのである。
 すでにアメリカなどでは子どものおもちゃやホームセキュリティなどに使われているが,日本では,まだZigBee市場は立ち上がっていないのが実情となっている。IMIジャパンでは,日本でのZigBee市場の早期形成を狙いZigBee無線モジュールとゲートウェイを設計・開発,システムインテグレーターに提供することで市場ニーズの喚起を図っていくとしている。
 「ZigBeeは,日本では2年ほど前から注目され始めた最新の無線通信技術です。我々は,2003年から取り組んできましたが,コスト・性能・機能面などが未熟で,市場形成に時間がかかっていました。しかし,現在,これらは解消しつつあり,実用の段階に入ったと考えております。今回のZigBee無線モジュールとゲートウェイの発表を機に三菱商事とともに,ZigBeeという最新技術のパイオニアとして日本での市場形成に取り組んでいきます」とIMIジャパン代表取締役の齋藤弘通氏は自信を示している。

国内電波認証済みの無線モジュールで
ZigBeeのテストシステムが短時間で構築可能に

 IMIジャパンが開発したZigBee無線モジュール「IMI-Z-M-001」の一番の特徴は,国内電波認証済みであることにある。通常,ワイヤレス機器の場合,国内電波認証を受ける必要があり,認証を取るためにコストと時間がかかるが,IMIジャパンのZigBee無線モジュールではすでに国内電波認証済みなので既存の機器とつなぐだけですぐにZigBeeのテストシステムが構築できるため,開発期間の大幅な短縮が行えるというメリットがある。
 また,IMIは自社設計部隊と中国・フィリピン・シンガポールに所在する自社生産工場を保有しているため,顧客要件にあわせたカスタマイズに敏速に対応できる事も特徴のひとつとなっている。
 「従来のZigBee無線モジュールは,海外向けに認証を取ったものをそのまま持ち込むケースが多く,国内認証が必要で,国内の顧客需要にあった製品は多くありませんでした。しかし,IMIジャパンで提供するものは,ODM事業の第一弾として日本向けに設計したオリジナル。さまざまな顧客ニーズに対応できることがメリットです」と齋藤代表取締役は強調する。
 さらに,英Jennic社の高性能ZigBeeチップ「JN5139」を搭載することでさまざまなシステムの開発に対応できるようになっていることも大きなポイント。「JN5139」は,IEEE802.15.4基準トランシバーやハイパフォーマンス32ビット RISC CPU,大容量オンチップメモリー(最大288kB),セキュリティ機能(128ビットAEC暗号)などの豊富な機能をワンチップ化したもので,さまざまなニーズに応えられるようになっているのが特徴。この高性能チップの搭載でZigBeeの省電力性や複雑なメッシュネットの構築などが可能になっているという。

 IMIジャパンでは,『Wireless JAPAN 2007』で,このZigBee無線モジュール「IMI-Z-M-001」とZigBeeネットワークをイーサーネットなどに接続するためのZigBeeゲートウェイ「IMI-Z-GW-001」を出品するほか,音声通話やデータ通信のデモを実施するとしている。
 「お客様は,ZigBeeを求めているのではなく,目の前にあるケーブルを取り除く事を求めています。実際に触って,体感してもらうことが,一番の近道と考えZigBee無線モジュール『IMI-Z-M-001』とZigBeeゲートウエイ『IMI-Z-GW-001』を開発しました。展示会ではオーディオ通信デモやゲートウェイ,エンドノード間通信デモなどを予定しており,実際にIMIジャパンの製品を体感していただき,市場のニーズを探索してゆきます」と齋藤代表取締役は語っている。

製品のお問い合せ
IMIジャパン: http://jp.imiphil.com/ E-mail: info@jp.imiphil.com


記事要点掲載先:日経BP.netSilicon Online


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