(株)テクノアソシエーツ TOPページへ テクノアソシエーツサイトへ

TOPページへニュースへ連携提案へ注目技術&事業コラムへコラムへ


旭松食品,整腸トクホ「おなか納豆」の表示許可取得
腸まで届く納豆菌「K-2株」が腸内環境を改善

[2007/11/02]

 旭松食品が,整腸効果を訴求する納豆「おなか納豆」のトクホ(特定保健用食品)表示許可取得を,10月23日に取得した。同社が独自に開発した納豆菌「Bacillus subtilis K-2株」(以下,K-2株)により発酵させた納豆で,納豆では初となる整腸トクホ。1日1パック(50g)を2週間摂取することでおなかの調子を整える効果がある。関与成分はK-2株。旭松食品がトクホ表示許可を取得するのは今回が初めてとなる。なお詳細は,11月9日に開催される「日経ヘルスビジネスカンファレンス」で発表される。

 整腸分野は,ヨーグルトや乳酸菌飲料などトクホ激戦区。日本健康・栄養食品協会が,2006年3月に発表した2005年度のトクホ市場規模の調査結果によると,整腸分野は3705億6000万円,トクホ市場全体の58.8%を占めている。
 一方,現在,トクホ表示を実現している納豆は,ミツカングループ本社の「骨元気」シリーズのみ。今年の初頭,関西テレビの健康番組「あるある大事典」でのデータ捏造問題で,納豆業界には逆風が吹き荒れたが,消費者の納豆離れなどにはつながらなかった。「消費者の納豆に対する健康イメージは根強い。整腸分野におけるトクホ取得という前向きな話題が,納豆のさらなるイメージ向上につながることを願っている」と旭松食品常務取締役の木下博隆氏は,おなか納豆が市場拡大の起爆剤になることに期待をかける。この「おなか納豆」を2008年の初旬に発売を予定している。

K-2株芽胞がビフィズス菌を増殖
【図1】おなか納豆の整腸効果
【図1】おなか納豆の整腸効果
 おなか納豆のK-2株をはじめとする納豆菌は,非常に安定な芽胞を形成するという特徴があり,納豆の中にも芽胞が含まれている。おなか納豆の関与成分であるK-2株は,「芽胞のまま腸内まで生きて届く。体内に入ったK-2株芽胞は,小腸の上部で一部が発芽し,この時,腸内の善玉菌であるBifidobacterium(ビフィズス菌の一種)増殖促進作用のある菌体成分を遊離。それにより腸内環境を改善,整腸作用を発揮すると考えられる」(旭松食品研究所三ツ井陳雄氏)という。

 旭松食品が行ったヒト試験によると,煮豆と比較して,おなか納豆を食べた場合,排便回数(回/週),排便日数(日/週),排便量(個/週)が改善するという(図1)。また,便中では,Bifidobacteriumの数および占有率が,有意に高値を示すことを確認している。

 納豆には,もともと大豆に含まれる食物繊維やイソフラボンだけでなく,ナットウキナーゼやビタミンK2,ポリアミンなど,さまざまな健康成分が豊富に含まれている。2005年に,全国納豆協同組合連合会が行った「納豆に関するアンケート」によると,納豆は「健康に良いと思われる食材」および「健康のために摂取している食材」のトップとなっている。また,具体的な健康効果に関しては,「整腸効果がある」,「血栓症を予防する」,「コレステロールを抑制する」などが,回答の上位にあがっている。
 今回,おなか納豆が,整腸効果に関するトクホ表示許可を取得したことによって,整腸作用&血液サラサラ,整腸作用&アンチエイジングなど,納豆のプラスαの健康機能を訴求しやすい環境が整ったといえるだろう。
(テクノアソシエーツ 笹木雄剛)

記事要点掲載先:日経BP.net


オープンイノベーション・フォーラム

オープンイノベーション静岡

トピックス
【座談会】安定・潤沢な国産レアアースの利用に、日本の産業界は飛躍の未来を感じている

IoT、大手自動車メーカーが製造ラインに導入約60万円のシステムで不良品の発生を大幅低減

人気記事ランキング(2017年1月-2月)










オープンイノベーションコラム

オープンイノベーション・フォーラム




| 産業イノベーションHOME | 技術&事業インキュベーション・フォーラムHOME |
Copyright (c) 2005-2013 TechnoAssociates, Inc. All rights reserved.

INTERVIEW Index ブレークスルー技術Index 提案Index コラムIndex イベントIndex お問い合せ