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納豆初の整腸トクホ「おなか納豆」,2月1日全国発売


[2008/01/21]

 旭松食品は,納豆で初となる整腸トクホ(特定保健用食品)「おなか納豆」(写真1)を,2月1日より全国のスーパー,コンビニエンスストアで発売する。同社が独自開発した納豆菌「Bacillus subtilis K-2株」(以下,K-2株。写真2)により発酵させた納豆で,納豆で初めて「おなかの調子が整えること」が認められたトクホ(関連記事)。関与成分はK-2株芽胞30億個で,トクホの新規関与成分となる。

 おなか納豆は,K-2株が安定した芽胞のまま腸内まで生きて届き,ビフィズス菌を増やして,腸内環境を改善,整腸効果を発揮する。腸内環境の正常化は,健康や美容のキーワードとして消費者の注目が高く,最近では,ヨーグルトや乳酸菌飲料などが,プロバイオティクス(腸内環境を健常化し,有用な作用をもたらす微生物など)を強調したマーケティングを展開している。
 また,これまで納豆では,骨の強化を訴求するトクホ納豆が登場しているが,整腸は,消費者がより効果を実感しやすい分野とも言える。こうしたことから,「大手スーパー,コンビニエンスストアなど,流通の反応も高い」(旭松食品常務取締役木下博隆氏)という。
 ヨーグルトや乳酸菌飲料の独壇場だった整腸分野でのトクホ納豆の挑戦に,市場関係者の関心が集まっている。今後,プロバイオティクス効果を発揮するおなか納豆が,消費者の支持をどこまで得ることができるか,市場動向に注目したい。

「おなか納豆」と「納豆菌K-2株」画像



乳酸菌食品・飲料と双璧をなすおなか納豆
 同社が行ったヒト試験では,煮豆と比較して,K-2株で発酵させた納豆を食べた場合(それぞれ1日1回50g,2週間継続),排便回数(回/週),排便日数(日/週),排便量(個/週)を有意に改善した。また,便中では,腸内の善玉菌であるビフィズス菌の一種Bifidobacteriumの数および占有率が,有意に高値を示すことを確認している(図1)。
 旭松食品研究所三ツ井陳雄氏は,「納豆の整腸効果は経験的に知られていたが,ヒト試験を通じて検証した例はなかった。今回,K-2株で発酵した納豆は,実際に整腸効果があり,そのメカニズムは腸内環境の改善にあることが示唆できた」と,述べている。
 食品機能のエビデンス(科学的根拠)が重視される中,納豆の整腸効果を科学的に裏付けたおなか納豆。ヨーグルトや乳酸菌飲料と双璧をなす整腸食品として,注目が高まりそうだ。
(テクノアソシエーツ 笹木雄剛)

【図1:納豆菌K-2株の作用で,腸内環境が改善】
図1:納豆菌K-2株の作用で,腸内環境が改善





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