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簡単・低コストで中堅・中小企業にもセキュアなIT環境を実現する
『iZE Thin Client(アイズ シン・クライアント)』の新バージョンを発売


[2008/06/02]

 三重県伊勢市でWebアプリケーション開発を手がけるベンチャー企業 アイズ(川邊浩社長)は,Windowsシン・クライアントシステム『iZE Thin Client』の新バージョンを発売した。
 昨年11月から販売を開始した前バージョンは,すでに三重県亀山市教育委員会や宇治山田商業高校などの教育機関をはじめ,高度なセキュリティ環境を要求される海上自衛隊,独立行政法人などで採用され,一般企業についても中部地区の中堅中小企業を中心に幅広い業種で導入が進んでいる。中堅,中小企業がセキュリティ対策を進めるためには,既存のIT資産を無駄にせず,効率よく活用できることが前提となるが,同社のソリューションは,既存のPCだけでなく旧PCも再利用できるなど,TCO削減にも役立つ点が高い評価を得ている。同社では,新バージョンのリリースを通じてさらに販売強化を図りながら,全国展開を進める。

  『iZE Thin Client』は,Linuxを独自改良したOSの上で,Windows画面を表示する画面転送型のWindowsシン・クライアントシステム。最大の特徴は,従来のシン・クライアントの目的であるTCOの削減,セキュリティの向上に加え,「既存のPCをシン・クライアント化する」ことをコンセプトにしている点にある。
  一般的なシン・クライアントでは,アプリケーションやデータを管理するサーバーの設置費用のほかに,専用端末や専用OSなどが必要だったが,『iZE Thin Client』では,旧機種の既存PCなどをそのまま利用できるので,導入コストを大幅に削減することが可能になっている。実際に,廃棄・保管されていたWindows98SE(メインメモリ64MB)のPCを再利用して導入した事例もあり,低コストでシン・クライアントシステムを実現できるユニークな製品といえるだろう。

 製品の構成は,指紋認証機能が付いたUSBメモリから起動する『セキュアUSBメモリ起動モデル』,通常のUSBメモリから起動する『汎用USBメモリ起動モデル』,PCのHDDにインストールする『HDD起動モデル』の3つのモデルから成り,サーバーの設置とUSBメモリの配布(HDD起動タイプはインストール作業)だけで,短期間にスピーディに導入できるようになっている。(
  また,PCの既存OSの機能を停止し,独自改良したLinux OSから起動する仕組みを採用したことで,ハッキングやスパイウェアなどに対しても十分に対応したとしている。
「よく,サーバーに接続するためのパケットが流れた後に本人認証するシステムがありますが,当社の製品では,サーバーへの接続前に本人認証を行う仕組みになっており,認証前にサーバーの場所を知られる心配がありません」と川邊社長はセキュリティの高さを強調する。

【図】 既存PCもシン・クライアント化できる
図


3つの改良で新バージョンは柔軟性をアップ

  新バージョンでの主な改良点は3つ。1つ目は,サーバーへの接続設定をユーザーが一時的に変更できるようになったこと。従来の外部接続は,事前設定したものしか利用できなかったが,ユーザーが外出先の状況に合わせて,自分で接続設定を行えるようになり,より柔軟な運用が可能になった。
 2つ目は,リダイレクト機能により,サーバーと外部メディア間のデータのやり取りを設定できるようになったこと。選べる設定は,「許可しない」「アップロードのみ許可」「アップロードとダウンロードを許可]の3つ。これにより,起動用USBメモリに取り込んだ資料をアップロードしたり,ダウンロードによる情報の持ち出しを規制することもできるようになっている。
 3つ目の改良点は,これまでのWindows serverに加え,Citrix Presentation Server (旧MetaFrame Presentation Server)へ対応したこと。これにより既にCitrix Presentation Serverを導入している企業でも,すぐに『iZE Thin Client』を安全なモバイル端末として利用できるようになり,導入のための間口が広がった。

 すでに前バージョンは,三重県亀山市教育委員会や宇治山田商業高校などの教育機関をはじめ,高度なセキュリティを要求される海上自衛隊や行政機関,一般企業についても中部地区を中心に幅広く採用されている。
 今年3月に,『iZE Thin Client』を導入した財団法人 伊勢神宮崇敬会(会長・豊田章一郎氏)の辻博之総務部長は,次のように語っている。 「伊勢神宮崇敬会では,神宮奉賛活動や宿泊施設・売店などの管理・運営業務を行っています。そのため,業務上,会員情報や宿泊客の情報などの個人情報を取り扱うことになり,情報漏洩の防止に万全を期す必要がありました。会員情報管理,宿泊業務システムの構築も同時に進めており,全てがネットワーク化されると,情報漏洩に関わるリスクは,さらに高まります。問題が起きてからでは遅すぎるわけで,万全のセキュリティ対策が必要となっていました。」
 この目的にあわせ,伊勢神宮崇敬会では,ディスクレスのシン・クライアント端末と指紋認証機能付のUSBメモリから起動する『セキュアUSBメモリ起動モデル』の『iZE Thin Client』を32台導入。そのシステム上で会員管理や宿泊管理,売店管理などのWebアプリケーションを稼動させて利用するシステムを構築したのである。
 「既存PCを新たに導入するよりもコストを抑えて,最大の目的であるセキュリティの強化を高めることができました。また,シフト制を採る宿泊業務などでは,セキュアUSBメモリを担当者に配っておけば,ひとつの端末を複数の職員が交代で利用できるメリットやサーバーの管理だけで個々の端末のメンテナンスがいらない点も導入効果として大きなポイントになっています」と辻部長は,『iZE Thin Client』によるセキュリティ向上とTCO削減効果を訴える。

 同社では,多くの個人情報を取り扱う小・中・高校などの教育機関や行政機関,セキュリティ対策の必要性が認識され始めた中堅・中小企業などを『iZE Thin Client』の有望な市場と捉えており,今後,NTT西日本・三重や富士ゼロックス三重,極東貿易といった認定販売パートナーを通じて,さらに全国展開に向けて販売強化を図っていくとしている。

【問い合わせ先】 株式会社アイズ



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