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一丸ファルコス,アーティチョーク葉エキスとヒメフウロエキスで
本格的なヒト臨床試験を開始


[2008/10/30]



 一丸ファルコス(岐阜県本巣市,安藤芳彦社長)は,同社が独自に開発した植物由来の美容成分アーティチョーク葉エキス(商品名「バイオベネフィティ」)とヒメフウロエキス(商品名「プリンセスケア」)に関して,本格的なヒト臨床試験をこの9月に開始したことを明らかにした。インドのバンガロールにある臨床試験機関において合計40名の被験者を対象に実施し,来年春までに結果をまとめる予定。今回の試験を通じて,「より広範な評価項目で美容効果に関するエビデンスを積み重ねることで,美容成分としての可能性を広げ,スキンケアの新たなアプローチ切り拓きたい」(田中清隆・開発部開発課チーフ)としている。
 同社では,これまで動物実験やヒト臨床試験でアーティチョーク葉エキスおよびヒメフウロエキスの有効性を確かめている。具体的には,前者は毛穴減少や美白効果,後者はシワ改善効果などを報告している。アーティチョーク葉エキスについては6月に医薬部外品の認可も受けている(関連記事)。また,11月12日に開催される日経ヘルスビジネスカンファレンス2008では,「新しいアンチエイジング理論−トリプターゼとNF-κBをコントロールする天然素材−」と題して,両美容成分についての研究成果を発表する。


従来の美容成分とは異なる美容メカニズム

 近年,化粧品や美容成分に対する消費者ニーズは多様化し,従来のスキンケアでは十分な効果が得られなかった「シワ」や「肌のたるみ」の改善をもたらす基礎化粧品への期待が高まっている。アーティチョーク葉エキスやヒメフウロエキスは,従来の美容成分とは異なる作用機序で美容効果を発揮することが確認されており,スキンケア化粧品の高機能化をもたらす新規美容成分として注目されている。

 アーティチョーク葉エキスは,若いつぼみがイタリア料理などに使われることで知られるアーティチョークの葉から抽出したエキス。「有効成分であるシナロピクリンが,真皮組織のNF-κB(エヌ・エフ・カッパーB)と呼ばれる転写因子の活性を抑制し,メラニンを供給するメラノサイトの増殖を抑える」(田中氏)という従来とは異なる美白メカニズムを持つ。
 実際,健常成人15名を対象に行ったヒト試験では,毛穴の減少や改善の兆しを確認。また,健常成人10名を2群に分けて行ったヒト試験では,肌の白色度が有意に向上し,美白作用があることを確認した(関連記事)。肌に塗っても,栄養成分として摂取しても効果が得られる美白成分として評価されている。

 一方,ヒメフウロエキスは,フウロソウ科フウロソウ属ヒメフウロ(姫風露)の抽出物を精製した美容成分。真皮のコラーゲン組織を分解する酵素「トリプターゼ」の活性制御成分として発見され,今年4月にオランダのアムステルダムで開催された世界的な国際学会「IN-Cosmetic」では,そのシワ改善効果や肌弾力改善効果が発表された(いずれも健常成人10名を対象)。そのメカニズムは,実際の皮膚組織で起っていると言われるトリプターゼによるT型およびW型コラーゲンの分解を抑制し,表皮基底膜の破壊を抑えていると考えられている(関連記事)。


ハーフフェイス試験により有効性を明らかに

 今回行われる臨床試験は,アーティチョーク葉エキスおよびヒメフウロエキスの有効性をさらに確認するために,皮膚科領域の臨床試験機関として国際的に評価されている「Dr.MUKTA SACHDEV Clinic」(インド・バンガロール)で行うもの。インドは,紫外線による光老化の予防・改善に適している土地として知られている。
 試験は,アーティチョーク葉エキス,ヒメフウロエキスとも30〜40代の女性20名を対象とした「ハーフフェイス試験」。顔面の一方の片面に有効成分1%配合ローション,残りの片面に成分無添加のローションを,それぞれ1日2回2ヶ月間塗布し,効果を検証する。
 アーティチョーク葉エキスについては,写真判定のほか,メグザメーターによるメラニン量測定,コルネオメーターによる肌水分量測定,毛穴レプリカ判定などを行い,有効性を客観的に評価する。ヒメフウロエキスについては写真判定,肌水分量測定,シワレプリカ判定を用いた評価が行われる。
 試験結果については,来年春までに評価をまとめ,国際的な皮膚科専門誌などで発表される予定。




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