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CMエンジニアリング、ET2012で920MHz帯無線ネットワークのデモを実施


[2012/11/28]

図1●「Embedded Technology 2012」CMエンジニアリングのブース
図1●「Embedded Technology 2012」
CMエンジニアリングのブース
図2●「CRESSON-MD920」のデモ
図2●「CRESSON-MD920」のデモ
図3●「CRESSON-MD920」の通信モジュール
図3●「CRESSON-MD920」の
通信モジュール

 920MHz帯の特定小電力無線モジュールを展開するCMエンジニアリングは、11月14日〜16日にパシフィコ横浜で開催された「Embedded Technology 2012(ET2012)」の中で同モジュールを使ったデモンストレーションを紹介した(図1、図2)。太陽電池の発電量の情報を無線通信モジュールでパソコンに送信し、USBインタフェースを備える無線通信モジュールでその情報を受信してパソコンで発電量を表示する。太陽電池パネルを設置した家庭でのエネルギー管理を想定したデモンストレーションである。

 920MHz帯は、テレビの地上アナログ放送の停波に伴い2012年7月に日本国内で開放された周波数帯で、携帯電話やM2M(マシンツーマシン)などの無線通信サービスなどで本格的に使用できるようになった。これまでの2.4GHz帯よりデータ伝送速度は低いものの、電波の到達性が高く長距離伝送が可能である。加えて、障害物への回り込みが容易であるといった特性を備える。また、すでに実用化されている420MHz帯の特定小電力無線よりもデータ伝送速度は高い。スマートメーターを無線でつなぐスマートユーティリティ・ネットワークや工場内の製造管理などへのM2Mネットワークへの応用が期待され、現在、多くの企業が注目している無線通信技術である。

 CMエンジニアリングがデモに使用した無線通信モジュールは同社が開発した「CRESSON-MD920」で、ユーザーが自由にアプリケーションソフトを実装できる。デモにはカード型とUSBインタフェース搭載の2種類の無線通信モジュールを使った(図3)。CRESSON-MD920にはフラッシュメモリー内蔵の32ビットPICマイコンやIEEE802.15.4gプロトコルが搭載されている。同社はMACソフトのソースコードを提供する。データ転送速度は50/100/200kbps、消費電流は1.1μA/23.3mA/32.8mA。電源電圧2.4〜3.0Vで動作周波数は20MHzである。

 デモでは、太陽電池の発電量の可視化以外に、ドライヤの使用による電力消費の変化や、CRESSON-MD920を組み込んだボックスを受信モジュールから一定距離離すと警報装置が作動するシステムなども展示した。CMエンジニアリングは、「2.4GHz帯の無線ネットワークに比べて障害物があっても電波が減衰しにくく、干渉も少ないといった利点があるため、M2Mのユーザー企業やシステム・メーカーからの引き合いが多い」としている。



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