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産総研技術移転ベンチャー
株式会社グリーンソニア


グリーンソニアからの提案
高品質・安定供給できるバイオマス原料の開発に関する提案



地球の温暖化,砂漠化の進行といった地球環境の変動が,人類のさまざまな活動の結果によるものなのかどうか定かではないが,産業革命以降特に1970年以降,経済活動の急激な進展が地球環境に負荷をかけていることは否定できません。これを国家,社会,企業,個人のレベルでさまざまな手段を駆使して取組み,軽減することが使命になっています。このような地球環境への負荷をできるだけ小さくするという命題に対して,植物の果たす役割は大変大きいと考えています。グリーンソニアは,機能性植物を提供することにより『地球の復元力をサポートする』ことを使命として活動しています。その鍵となる技術が,遺伝子サイレンシング技術である「CRES-T法」です。この方法は,ある転写因子とそのファミリーの転写因子の下流で働く遺伝子群の発現を同時に抑制する技術です。これにより,従来法のRNAi法,アンチセンス法などと比べて,開発が格段に効率化されます。また,新たに獲得した形質は,保存性が良好であるという特徴もあります。

この技術をナタネ,サトウキビといったバイオマス原料に応用すれば,脂質や糖質の含量が多い付加価値の高い原料を提供できる可能性があります。そこで,実用化を加速させるために,バイオマス,エネルギー資源に知見・実績を持つ企業との意見交換,共同研究を行うことを提案します。


1. 背景及び開発技術概要
 RNAi医薬品等遺伝子ノックアウト法は,様々な産業界で応用が期待されています。しかし,これら従来技術による機能性植物の作出等植物への応用に関しては莫大な時間と労力を要します。これは同じ機能を有する遺伝子が重複して存在しているという植物の遺伝学上の特質に因るもので,ある特定の遺伝子の機能の発現を抑制するためには,その遺伝子だけではなく,その機能重複した遺伝子群全ての働きを抑制しなければなりません。
 グリーンソニアは,産業技術総合技術研究所が開発した,植物遺伝子の重複性を克服できる遺伝子サイレンシング技術「CRES-T法」により産業上有用な機能性植物を開発するために設立されました。本法については,既に環境耐性遺伝子等10種類以上の遺伝子スクリーニング及び改良植物の作出に成功しており,同法が植物の改良に有用であることを実証しています。同法に係わる研究開発については,当該技術の開発者である産業総合技術研究所の高木研究室,その他研究機関と農林水産省の『新農業展開ゲノムプロジェクト』等の受託研究事業を通じて密接に連携して効率的に開発を行っています。

2.特徴

(1) 大幅な時間短縮(コスト低減)
改質の対象となる転写因子とその機能重複する転写因子の下流で働く遺伝子発現を抑制できるため短時間で機能性植物の作出ができます。
(2) 安定した形質の保存性
第2世代以降も改良した機能性を安定して保持します。
(3) バイオマス原料植物への適応
バイオマスとして有用な成分である糖質や資質含量を増やすことが期待でき,バイオマス原料としての付加価値向上が期待されます。
(4) 汎用性
リプレッションドメインは植物間で保存性が高く多くの種類の植物で本技術を用いることができます。実際,イネや花卉類でも効果が認められています。

3.今回の提案内容
 バイオマス原料としての機能性原料作出の開発を進めて行きます。実用化を更に加速させるために,バイオマス,エネルギー関連メーカーや周辺技術に知見・実績を持つ企業との意見交換,共同研究を行うことを提案します。

4.論文/特許実績
論文
Matsui K, Umemura Y and Ohme-Takagi M. AtMYBL2, a protein with a single MYB domain, acts as a negative regulator of anthocyanin biosynthesis in Arabidopsis. Plant J. 2008 in press.
Shikata M and Ohme-Takagi M. The utility of transcription factors for manipulation of floral traits. Plant Biotechnology, 2008; 25: 31-36.
Mitsuda N, Umemura Y, Ikeda M, Shikata M, Koyama T, Matsui K, Narumi T, Aida R, Sasaki K, Hiyama T, Higuchi Y, Ono M, Isuzugawa K, Saito K, Endo R, Ikeda K, Nakatsuka T, Nishihara M, Yamamura S, Yamamura T, Terakawa T, Ohtsubo N and Ohme-Takagi M. FioreDB: a database of phenotypic information induced by the chimeric repressor silencing technology (CREST) in Arabidopsis and floricultural plants. Plant Biotechnology, 2008; 25: 37-43.
他多数

特許
登録番号:3829200  転写抑制遺伝子及びペプチド
特願番号:2006‐272035 有用形質を有する植物をスクリーニングするためのツール及びその利用
その他出願中特許数件


5.問い合わせ先
株式会社グリーンソニア
担当 安本 徹
TEL:029-856-5773, 046-326-9381  
E-mail:info@greensogna.com
ホームページ:http://greensogna.com/



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