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製造技術・ナノテク・材料関連は
新材料の製造・評価・実用化が焦点
― NEDO成果展示会(1)
[2005/11/09]

 2005年11月15〜18日に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の主催で開かれる「NEDO技術開発機構 成果展示会」のプレゼンテーションにおける11月15日の製造技術・ナノテク・材料関連では,新材料の製造・評価・実用化に関する発表が相次ぐ。製造技術では,放電プラズマ(spark plasma sintering:SPS)法やナノダイヤモンド製造技術などが登場する。評価技術ではナノ応力顕微鏡が注目である。

各企業の製造・評価技術が登場
 SPSシンテックスは,「放電プラズマ焼結(spark plasma sintering:SPS)法による傾斜機能性超耐磨耗超硬合金材料の実用化技術開発」と題して発表する。このSPS法は,取り扱い操作が容易,ランニング・コストが低い,熟練した焼結技術が不要,材料を選ばない(多様性がある),高速に焼結できる,といった各種の特徴を持ち,金属,セラミックス,高分子,コンポジット材料をはじめたとした傾斜機能材料,ナノフェーズ材料,熱電半導体材料など広範囲な先端材料の合成・加工が可能な焼結法である。同社は,この手法を使って傾斜機能性の耐磨耗合金の開発を進めており,発表ではその最新状況について解説する。

 堀場製作所は,「ナノ応力顕微鏡による材料評価技術の実用化研究」と題して発表する。同社は,半導体,セラミックス,ガラスなどにナノ技術を応用して開発した素子や加工部品における微小欠陥を検査できるナノ応力顕微鏡の開発を進めている。この顕微鏡を使うと,ナノメートル精度での微小部分の応力を計測して可視化できるため,微小欠陥による不良発生・欠陥原因の究明などに役立つ。すでに,半導体材料であるTEOS膜などで応力マッピング測定や,半導体レーザー材料であるGaAs,GaNで応力測定に成功している。

 ナノ炭素研究所は「ナノダイヤモンドの製造技術および二次製品開発」と題して発表する。同社によれば,従来の爆発法で得られたナノダイヤモンド粒子は,粒子径4〜5nmの粒子が複数凝集していたため,ナノ炭素材料としての本来の性能を発揮しきれていなかった。これに対し,同社が提供するナノダイヤモンドは,純水や低級アルコールなどの親水性溶媒に分散させた,一次粒子径が10nm以下のナノ分散ダイヤモンド・コロイドになっている。現在は用途開発を進めており,有望な見通しが出始めていると言う。

 大同特殊鋼は「高強度・高耐食性を兼備した次世代高窒素鋼の開発」と題して発表する。同社は,溶鋼中に平衡濃度以上に窒素を添加し,高圧下で鋳造することにより,無欠陥の大型鋼塊を製造する技術を開発している。

 このほか,大成プラスの「アルミ合金と硬質樹脂の射出接着による一体化品製造技術」と題した発表や,超音速輸送機用推進システム技術研究組合の「革新複合機能化鋳造プロセスの開発」と題した発表もある。

関連技術成果が一堂に
 ここで紹介した技術を含め,NEDO技術開発機構の支援で生まれた約80の技術成果を一堂に集めた「成果展示会 2005」が11月15〜18日に東京ビッグサイトで開かれる。この展示会は,NEDO技術開発機構が実施している「実用化開発助成事業」もしくは「基盤技術研究促進事業」で支援を受けた民間企業が達成した研究成果を広く知らしめるため,NEDO技術開発機構が毎年実施している展示会である。2005年は,約80の技術成果のブース展示と,このうち23の技術成果に関する開発者自身によるプレゼンテーションを実施する予定。
 ブース展示に関しては,エネルギー関連,ライフサイエンス関連,環境関連,情報通信関連,製造技術・ナノテクノロジ・材料関連の5分野に関し,それぞれ実用化開発と基盤技術研究の両面の技術成果が示される。一方プレゼンテーションに関しては,エネルギー関連が2件,ライフサイエンス関連が3件,環境関連が7件,情報通信関連が1件,製造技術・ナノテクノロジ・材料関連が10件の合計23件のプレゼンテーションがある。

「成果展示会 2005」の事前情報はこちら

NEDO成果展示会2005公式ページへ

記事要点掲載先:産業イノベーション日経BP知財AwarenessLSI OPEN Collaboration日経BP.JPTech-On!

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