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[2006/12/22]

ニュースリリース
報道関係者各位
株式会社光子発生技術研究所

卓上型シンクロトロンを用いた可搬型高精度非破壊検査装置の開発に成功
─ 10cm厚の鋼材の中を1ミクロンの解像度で分析 ─


【新規発表事項】
 光発生技術で未来を拓く株式会社光子発生技術研究所はCTOである立命館大学山田廣成教授の指導のもとで,高精度の非破壊検査を可能にする可搬型シンクロトロン“みらくるCV4”(シンクロトロン外形30cm)を2007年の実用運転と量産化に向けて開発中です。 “みらくるCV4”はシンクロトロンの直径をX線管のサイズと同じ30pにまで小型化し,装置の簡素化と利便性を図りました。シンクロトロン磁石には永久磁石を使用し,小型化と軽量化,低コスト化を実現する一方で,従来の非破壊検査では,拡大撮像を行うことが出来ない20倍の拡大撮像が容易にできるようにしました。10cm厚の鋼材に対して1ミクロンの解像度が実現され,従来検出が困難であった鋼管の亀裂なども検出できます。装置全体は重さ1t以下で150x60x60pのフレームに収める事が可能です。ロボットアームの先端に取り付ければ,自由な位置と角度からのX線撮像を可能になり,橋梁やエンジン,船舶,コンテナなどの高精度非破壊検査に活用できますし,空港のセキュリティ利用などへの展開も可能です。

【背 景】
 国内の橋は約30万ありますが,橋梁の老朽化が進行し適切な診断と保守が必要とされており,高精度の非破壊検査に対する要望が高まっています。シンクロトロン放射装置とは,円形加速器の一種。兵庫県に設置されている「SPring-8」が有名。現在盛んに最先端の研究に使用されているが,極めて巨大装置であるために産業利用への投入が困難です。オンサイトで同レベルの解析能力を有する装置が出来れば,医療診断,X線顕微鏡,ナノCT,蛋白質構造解析,臨海波長100ミクロンの遠赤外の線源,あるいは空港でのセキュリティ等等様々な利用が可能となります。

【訴求点】
1. 本開発装置は,現在橋梁などの診断で用いられている「ライナック」方式よりもX線への転換効率が高いため,ライナックより低いパワーで同レベルの高輝度X線を発生できます。このことから,電源を含めた装置の大幅な小型化が可能であり,移動利用が容易になります。
2. 従来の非破壊検査では,拡大撮像を行うことは出来ないが,本装置を用いて,20倍の拡大撮像が容易にできるようになります。しかも,10cm厚の鋼材に対しても適用でき,1ミクロンの解像度が実現され,従来検出が困難であった鋼管の亀裂なども検出できるようになります。


【今 後】
 今後,非破壊検査分野のみでなく,「みらくるシリーズ」は医療診断,微細加工,バイオ(蛋白質構造解析),半導体(EUVリソグラフィ)分野等への進出をしていきます。

●備 考
 本成果は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO 技術開発機構)産業技術実用化開発助成事業による開発成果です。

【本件に関する問い合わせ先】
株式会社 光子発生技術研究所   企画・管理部 担当:岩本 登志男
TEL:077-566-6362 FAX:077-566-6368
e-mail:iwamoto@photon-production.co.jp
URL:http://www.photon-production.co.jp/

【テクニカルノートはこちら】
  ・橋梁等のコンクリート構造物を対象にした非破壊検査装置の実用化共同開発の提案 [2006年12月26日]
  【関連記事】
    ・卓上型シンクロトンを用いた可搬型高精度非破壊検査装置開発に光子発生技術研究所が成功 [2007年03月19日]

記事要点掲載先:Tech-On!

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