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超小型廃水処理装置を開発,
MSエンジニアリングの事業・開発計画が明らかに

活性炭素メーカーとの連携で適用市場の拡大へ
[2007/03/05]


 MSエンジニアリングは,超伝導磁気分離法による新しい廃水処理装置の開発に成功した。装置設置に必要な専有面積が6m×6mと超小型設計で,一台で数千トン/日クラスの廃水を高速浄化処理できる能力を持つという。独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の基盤技術研究促進事業の委託を受けて技術開発を行った同社社長の仁木丈文氏に今後の事業展開を聞いた。

超伝導磁気分離による廃水処理の特徴と応用
 超伝導磁気分離による廃水処理は,廃水中の懸濁物質やコロイダル物質に磁性を付与して磁性フロックを造り,磁石の力で強制的に吸着・除去する技術で,既存の加圧浮上法や凝集沈殿法では浄化しきれない異物を高速に除去できるのが特徴。数時間から数十時間かかっていた浄化処理がこの技術では約15分に短縮される。最近の排水規制の強化や増産による工業用水の需要増加により廃水処理能力を高めたいが,工場の敷地が狭く新たな装置の設置に困っている企業には特に有効であろう。一方でCOD(Chemical Oxygen Demand:化学的酸素要求量)やBOD(Biochemical Oxygen Demand:生物化学的酸素要求量)に困っているという声も聞く。この声には,今後生物処理と組み合わせた磁気分離システムで対応していく予定である。このCOD,BODの除去用途に関しては,当社自社製品ではなくOEM販売という選択肢も検討している。

活性炭素を活用して,さらなる処理能力向上へ
 除去対象範囲を溶解物質まで含めたさらなる高度処理に対応するために,無機多孔質体による吸着装置の開発を実施していく計画でいる。無機多孔質体は水に溶解している物質を吸着する性質があり,この多孔質体に磁性を付与すれば排水中の染料,助剤,VOC(volatile organic compounds:揮発性有機化合物),環境ホルモンといった物質を取り除くことが可能になる。具体的には,種々の無機多孔質体の中で吸着性の最も高いとされる活性炭素を用いた研究開発を加速化していきたい。活性炭素は1回で使いきる方法ではランニングコストが高く導入検討を見送る企業が多いと聞くが,当社装置においては浄水処理の後,磁性多孔質体を廃水から磁気分離し,生物や過酸化水素・オゾンの吸着物の分解により再利用できる。従い,活性炭素を利用した磁気分離廃水処理システムのトータルコストをより安価にできるはずである。このような浄化処理システムが必要とされる食品・化学関連の市場規模も相当に大きいと聞く。 しかしながら,この開発には,活性炭素のメーカーの協力が欠かせない。具体的には,

(1)多種類の活性炭の製造開発に実績がある
(2)多種類の活性炭のサンプルを提供できる


企業と協議して研究開発を進めていく計画である。



記事要点掲載先:日経BP.netTech-On!


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