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提案書



(1)大学・学部学科・研究室名・氏名
九州大学・理学研究院化学部門・生体商法化学・北田 栄

(2)「技術シーズ」名
正常細胞に影響の少ない微生物毒素とその受容体を利用した新しい標的がん治療技術の開発

(3)技術概要
微生物Bacillus thuringiensisから発見された毒素タンパク質(パラスポリン,略称:PS)は,特定のがん細胞に毒性を示しますが,正常細胞にはあまり影響を与えません。パラスポリンはがん細胞に存在する受容体を特異的に認識し,抗がん作用を示します。今回,この毒素自身を利用した,がん標的治療,がんの可視化や薬剤デリバリー技術の確立を目指します。さらに毒素受容体を標的とする分子デザイン研究を行い,がん標的治療法への新しい技術開発を展開します。

 【図の説明】PSは培養肝がんや大腸がん,子宮頸がん細胞に作用し,ヒト摘出がん組織やがん移植マウスに対してがんに特異的な作用を示しました。そこで毒素細胞認識作用を抗がん技術に利用し,大腸がんなどの摘出時にPS剤を投与し,がん再発を抑えた治療を提案します。またPS2は白血球がんに作用しますので,抗がん透析治療法の可能性があります。周辺組織への影響が明らかになれば,摘出困難な部位の悪性脳腫瘍や難治とされる膵がんへの局部投与でのがん縮小効果が期待できます。


(4)特徴・訴求点
1.
大腸がんは年々増加しています。現在は内視鏡による摘出が治療の主体です。今回のPS剤の摘出後の局所投与により,がん残余があればこれを毒素タンパク質の高いがん親和性で効果的に死滅させます。低分子抗がん剤に比べその効果は高く,投与量は数千〜万倍少なくてすむでしょう。
2.
白血病患者さんは免疫適合者が見つかるまで,抗がん剤の副作用に苦しめられます。PS2剤は正常白血球に比べ約2桁白血球がん細胞に有効な毒性を示します。よって血液循環の間PS2剤を作用させ,次にPS2剤を除去した血液を再輸血する治療法で既存の抗がん剤量を抑え,副作用が激減することが期待できます。
3.
脳基幹部に近接した悪性腫瘍は摘出や放射線療法が難しく容易に治療できません。PS剤の脳腫瘍細胞への効果が他の神経系細胞種に比べ効果的に作用すれば,PS剤の投与治療が可能になります。


(5)現在注力している業界・分野
新しい抗がん剤開発を目指している製薬系分野

(6)これから応用展開の可能性を探索してみたい業界・企業(アイディアジェネレーション段階)
PS2は大腸がんに特に強く作用します。食生活や生活習慣の欧米化による便秘などが原因とも言われていますので,PS剤を食品に加えたり,サプリメント的に摂取してがんの予防に利用します。

(7)提案事項
PSタンパク質の抗がん剤への利用のための意見交換,共同開発を提案します。



【ニュースリリース】
  ・正常細胞にダメージが少ない新しい抗がんタンパク質を開発  [2009年02月06日]




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