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提案書



(1)大学・学部学科・研究室名・氏名
山口大学大学院・医学系研究科・器官病態外科学・吉村耕一

(2)研究テーマ名(NEDO助成技術H20(1))
大動脈瘤低侵襲治療のための革新的ハイブリッドデバイスシステムの開発

(3)研究テーマの技術・開発段階
・応用研究段階

(4)技術概要
 大動脈瘤は,高齢者男性の死亡原因の上位にランクされる重大な疾患です。現在,ステントグラフト内挿による血管内治療が低侵襲な大動脈瘤治療法として普及しつつありますが,再発の危険性が深刻な問題となっており,薬物療法の併用がこの問題点を克服する手段として期待されています。薬物治療は,患者個人に最適化してこそより安全で有効な治療法となりますので,必要な時に必要な種類の薬剤を必要な量だけ充填し徐放できるステントグラフトが理想的です。その実現のために,生体内で再充填可能な薬物送達システム(RDDS: Rechargeable Drug Delivery System)を発案し,これを大動脈瘤低侵襲治療のために応用したハイブリッドデバイスシステムの開発を行なっています。


図. RDDSステントグラフトの概念図
図: RDDSステントグラフトの概念図
薬剤内包の標的認識ナノ担体は,血中からグラフト上に充填される。担体の生分解により薬が瘤壁へ徐放され,大動脈瘤の治癒を促進する。その後,標的分子は再生され再充填可能となる。


(5)特徴・訴求点
従来の外科的グラフト置換術より低侵襲で,ステントグラフト内挿術よりも確実な治療法です。また,薬剤の全身投与や単なる薬剤徐放性ステントグラフトよりも安全で有効と考えられます。
標的認識ナノ担体に封入する薬剤の種類,量,徐放期間が調整可能ですので,患者個別化治療に繋がる画期的な治療法です。
大動脈瘤治療薬として期待されるスタチン系薬剤をナノ担体内に封入することに成功しました。
標的分子と標的認識分子にニュートラビジンービオチンの組合せを用いて,標的認識ナノ担体と標的化グラフトを作製し,マウス血管内での結合・充填に成功しました。


(6)現在注力している応用分野,将来探索してみたい分野<複数分野可>
・ 【現在】大動脈瘤,その他の血管疾患に対する医療デバイス
・ 【将来】各種人工臓器,各種の体内留置型医療デバイス

(7)実用化に向けた課題
・ 臨床レベルの製品仕様

(8)企業に対する提案事項
・ 医療機器企業には,標的化ステントグラフト開発の意見交換,技術交換,共同開発を提案します。
・ 製薬企業には,治療薬剤に関する意見交換,技術交換,共同開発を提案します。



【ニュースリリース】
  ・山口大,耐熱・耐圧部材を傷めない補修・コーティング技術を開発〔2010/02/17〕



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